人類の進化は偶然と幸運、そして逆境

逆境こそが人類を進化させた

『NHKスペシャル人類誕生』観ましたか？めちゃくちゃオモロですッ！
（予告参照）

今、相次ぐ新発見で人類の歴史が次々と塗り替えられているとのこと。およそ700万年前に誕生したとされる人類の祖先は、昔教科書で習ったような「猿人→原人→旧人→新人」という単純なものではなかったそうです。現在分かっているだけでおよそ20種の人類が時には共存し、誕生と絶滅を繰り返していたとのこと。20種の人類の中から僕らへと繋がる人類の祖先の進化は常に絶滅の危機と隣り合わせの過酷な道のりでした。数々の偶然と幸運に導かれ、絶滅の崖っぷちで辛うじて見いだしてきた細い道のりを奇跡的に生き延びて今に至り僕らへとそのバトンが繋がれてきました。人類の進化の歴史は飢餓に襲われ肉食獣に食われる種としては”弱者”である人類の祖先がその逆境の連続に立ち向かう歴史。しかし実は、その逆境こそが人類を進化させてきました。生き残るために、家族を作り、仲間と協力し、石器をみつけ、長距離を走れるようになり、肉食により脳が発達しついには思いやりややさしさという”人間らしさ”を手に入れたのです。とても胸を熱くする新事実ですね！

自分勝手で損得勘定を優先しコミュニケーションも苦手で友人もパートナーもいない孤独なこじらせ系の方々をしばしみると、僕たち現代人は果たして進化したのか？あるいは退化したのか？よくわからなくなりそうですね(笑)。

さて、弱者が逆境に立ち向かっていける格闘技といえばブラジリアン柔術です。ブラジリアン柔術は他の競技に比べるとセンスや反射神経やバネなどすでに持ち合わせている運動能力に依存する割合は比較的低いです。力劣る者が道衣を巧みに使うことで体格や腕力や運動能力に勝る強者相手でもその差を補うことができます。つまり弱者が強者から身を護る術こそがブラジリアン柔術なのです。そして、人類の進化同様に知恵や創意工夫が上達の重要な要素になります。
僕たちには祖先から受け継がれた弱き者でも逆境に立ち向かっていく遺伝子が組み込まれているはず。その奇跡を起こせる力を持っているはずです。その眠れる能力をブラジリアン柔術を通じて開花させて、知恵や技術や心身を上達、いや進化させて、この先行き不透明で混迷極める現代社会を生き抜いてみせましょうよ、ご先祖様の名に懸けて。

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